2018年8月1日水曜日

第16期 ミャンマー7月人道支援

第16期 平成30年7月ミャンマー人道支援

事業種: 人道支援事業

事業名: 2018年7月ミャンマー人道支援 
開催日: 2018年7月23日~2019年7月31日
従業者: 5名

 事業内容:
支援・訪問先:
  1. PDY村  2.KW村 
主な事業内容:

今回の訪問では、これまでに支援した村などを訪れ、持参した支援物資を届けたり、
現地でのマーケットプロジェクトに役立ててもらおうと寄付をしたり、
プロジェクト運営の監査や運営指導を行い、現地の人々と市場調査をするなど、
事業費の使途や金額には反映されていない活動を主に行った。

  • PDY村:15年程前から数年前まで継続支援をしていた村。市場調査中、近くを通ることになり突然訪問を行った。この村は乾燥地帯で雨量が少ない不毛の地で、生活が非常に厳しい村だった。井戸を寄付したもののほとんど水は出なかった。そこで数キロ先からパイプで村の寺まで水を引いてくる計画を立て、その施工と貯水槽を寄付させてもらったことがある。利権も絡み工事に数年を要し、完成したことは聞いたが訪問は4年程できずにいた。水を得てからは村の人々と僧侶が努力し寺院前の道路を村で独自に修復し、道が良くなったことで村の先にある観光地に向かう人たちが道を利用するようになり、露天店をしたり寄付を集めるなどして人々の生活も安定し、村で協力し新たに寺を建て直すこともできた事を聞いた。ただ、残念なことにその僧侶は2年前に他界したとのこと。現在、間もなく修行を終える予定のこの村出身の僧侶が戻り新しい寺に入る事を村の人々は心待ちにしている様子だった。
  • マーケットプロジェクト:日本で寄付された中古品の衣類を持参し、現地スタッフが地道に行っている事業に寄付した。これまでの会計記録や在庫、開催記録を精査し、メンバーが誠実に実施していることは確認できた。マーケットは主に低所得者層の村で行っているが、主要メンバーもその村の住民。データーを使った管理をこれまでも何度となく試みているが、活用できるのは携帯スマホのみとあり、アプリケーションの機能がうまく対応できていない。しかし、手書き併用で管理し、値札シールを付け売れたらシールをノートに貼る等の方法で管理している。収益は活動拠点の寺の修繕費用等に寄付したり我々が訪問できない時は、街で仕入れたものを村で更に販売し少しずつ利益を増やす工夫も行っていた。
  • 資金的には、ココナツオイルやピーナツオイルの製造を行っている農業プロジェクトの村に、雨期用の作業場としてヤシ製の作業小屋の費用、高齢者への毛布や食器類等の物品を購入し届けた。
支援活動の成果は短期的には見えてこない。また、どう改善されたかを評価することも難しい。
今回訪れた村だけではなく、支援先に数年後に訪問すると大きく進化している事も少なくない。
何よりも日本からの支援をきっかけに団結が強まった、それを励みに自力で努力ができた、
という村の人々の声が何よりの成果だと感じられる。今後も地道に、そして一度つながったご縁
は大切に活かして行きたい。 

人道支援事業

農業プロジェクト運営資金
毛布・食器等物資購入

¥187,200 
¥17,932 

合計
※事前購入した物資
¥205,132
¥22,262