2018年8月1日水曜日

低所得者層のためのアパート計画

発展途上国人道支援事業
低所得者層のためのアパート建設プロジェクト

日本の知恵と工夫を活かし、技術と意識を高めながら、
作る人も暮らす人も幸せになれるアパートを作ります!!

土地や建物の値段がどんどん高騰していく中、発展途上国の中でも所得の低い人たちが、安い家賃で快適にすごせるアパート建設プロジェクトを開始しました。

この事業は、そこで暮らす人の幸せな生活を願い、日本の技術力の元…!「知恵と工夫」の力を現地の人々に伝えていく事業です。

平成30年7月現在は、年に数回、現地からこの事業の主に工事に関わる数名のメンバー(現地協力ボランティア及び現地法人JMCの社員等、当団体と繋がりのある人たち)を日本に招き、日本の新/旧の住宅や建材類、道具や機械に触れてもらうため、当団体拠点内の改装や修繕、大工仕事を通じて実習したり、ご協力者からご提供頂いたリフォームなど、見学や体験学習の機会を得ながら、共に汗を流しています。


 倉敷市の拠点にある風呂改装を題材に道具や部材を研究(写真は来日中のミョーさん)

ミャンマーでは、6~10月頃の雨期にはほとんど屋外の作業ができません。また、農家であるないに関わらず、自給自足的な生活を行う農村では、11~1月頃の農繁期は忙しく、この時期に他の事にあまり時間をとりすぎれば、食料を確保することができません。

こうした状況の合間を縫いながら、学習と現場での工事を少しずつ進めていくしかありません。同時に、資金を一度に確保できないこともありますが、あまり急激に箱だけを作ってしまえば、都市部の様な人の問題が色々と出てくることも危惧されることから、作る人たちの意識と技術を少しずつ高めながら、その歩みに合わせて工事を進めるのがよいと思っています。

現在は、手に入れた雑草・竹でジャングル状態だった土地を地ならしし、敷地の周辺の外壁がやっと作れたところです。


募集中♪
協力金
資金が集まるだけ現地の人に学んでもらう機会が提供できます。資金が集まるだけ現地の建設工事が進みます。
機械・道具
※新/中古機械・道具のご提供大歓迎!!
※建材/部品/作業着類も大歓迎です!
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当CEALOグローバル・ハーモニー・ジャパンの農産業自立支援事業の促進のために現地に設立した社会貢献型の会社法人、Jimichi Myanmar Co,.Ltd. (JMC)。更なる自立を目指して、村おこし、産業づくり、仕事づくりと、日本との架け橋のために頑張っています!

第16期 ミャンマー7月人道支援

第16期 平成30年7月ミャンマー人道支援

事業種: 人道支援事業

事業名: 2018年7月ミャンマー人道支援 
開催日: 2018年7月23日~2019年7月31日
従業者: 5名

 事業内容:
支援・訪問先:
  1. PDY村  2.KW村 
主な事業内容:

今回の訪問では、これまでに支援した村などを訪れ、持参した支援物資を届けたり、
現地でのマーケットプロジェクトに役立ててもらおうと寄付をしたり、
プロジェクト運営の監査や運営指導を行い、現地の人々と市場調査をするなど、
事業費の使途や金額には反映されていない活動を主に行った。

  • PDY村:15年程前から数年前まで継続支援をしていた村。市場調査中、近くを通ることになり突然訪問を行った。この村は乾燥地帯で雨量が少ない不毛の地で、生活が非常に厳しい村だった。井戸を寄付したもののほとんど水は出なかった。そこで数キロ先からパイプで村の寺まで水を引いてくる計画を立て、その施工と貯水槽を寄付させてもらったことがある。利権も絡み工事に数年を要し、完成したことは聞いたが訪問は4年程できずにいた。水を得てからは村の人々と僧侶が努力し寺院前の道路を村で独自に修復し、道が良くなったことで村の先にある観光地に向かう人たちが道を利用するようになり、露天店をしたり寄付を集めるなどして人々の生活も安定し、村で協力し新たに寺を建て直すこともできた事を聞いた。ただ、残念なことにその僧侶は2年前に他界したとのこと。現在、間もなく修行を終える予定のこの村出身の僧侶が戻り新しい寺に入る事を村の人々は心待ちにしている様子だった。
  • マーケットプロジェクト:日本で寄付された中古品の衣類を持参し、現地スタッフが地道に行っている事業に寄付した。これまでの会計記録や在庫、開催記録を精査し、メンバーが誠実に実施していることは確認できた。マーケットは主に低所得者層の村で行っているが、主要メンバーもその村の住民。データーを使った管理をこれまでも何度となく試みているが、活用できるのは携帯スマホのみとあり、アプリケーションの機能がうまく対応できていない。しかし、手書き併用で管理し、値札シールを付け売れたらシールをノートに貼る等の方法で管理している。収益は活動拠点の寺の修繕費用等に寄付したり我々が訪問できない時は、街で仕入れたものを村で更に販売し少しずつ利益を増やす工夫も行っていた。
  • 資金的には、ココナツオイルやピーナツオイルの製造を行っている農業プロジェクトの村に、雨期用の作業場としてヤシ製の作業小屋の費用、高齢者への毛布や食器類等の物品を購入し届けた。
支援活動の成果は短期的には見えてこない。また、どう改善されたかを評価することも難しい。
今回訪れた村だけではなく、支援先に数年後に訪問すると大きく進化している事も少なくない。
何よりも日本からの支援をきっかけに団結が強まった、それを励みに自力で努力ができた、
という村の人々の声が何よりの成果だと感じられる。今後も地道に、そして一度つながったご縁
は大切に活かして行きたい。 

人道支援事業

農業プロジェクト運営資金
毛布・食器等物資購入

¥187,200 
¥17,932 

合計
※事前購入した物資
¥205,132
¥22,262