第14期 人道支援に関わる人材育成事業
事業種: 人道支援事業
事業名: 自立を目指す日本語学習者への教育支援と日本文化理解推進事業
開催日: 通年(2016年7月1日~2017年6月30日)
従業者: 20名
支援対象:
収支報告:
事業名: 自立を目指す日本語学習者への教育支援と日本文化理解推進事業
開催日: 通年(2016年7月1日~2017年6月30日)
従業者: 20名
事業内容:
支援対象:
- 当団体の支援先ミャンマーやスリランカ、カンボジアで自立と平和推進のリーダーを目指し日本語を学習する青少年
- 支援先国で、当団体の自立支援事業に関わり共に事業を意欲的に参画する人々
主な事業内容:
- 教育支援は、当団体が自立人道支援の目的を達成するために、最も重要としてきた事業活動の一つである。貧困を理由に就学できなかった子ども達、或いは、困難な状況下でも熱心に学習に取り組む学生、そうした子ども達を受け入れる孤児院・教育機関、低賃金や無報酬で教育に熱心に取り組む教育者などを重点的に支援してきた。更に、これら支援の受益者の中で、他者への奉仕や村・社会の平和推進に関心をもって当団体の支援活動に積極的に関わり、当団体の一員として国際協力や人道支援活動への貢献を望む志のある青少年には、日本語学習の機会を提供してきた。
- 本年度は、当団体の活動拠点をカンボジアから日本に移したことから、海外への訪問支援が減少したが、一方で、ミャンマーやスリランカから日本語学習者や現地で行う事業に参画する人々を主な対象として招へいし、或いは関係団体等の招聘や個人訪問で対日した関係者を対象に、日本での文化体験学習や当団体の国内社会奉仕活動、日本人との交流事業などを提供する機会を増やした。
- 事業では主に、見学や体験学習、日本人との合宿体験や交流会等を通じて、日本の互恵、利他、感謝、勤労、尊重といった精神文化に触れてもらい、日本語学習と当団体の理念への理解を深め、それぞれに関わる事業活動に活かしてもらえるよう啓発している。
- 今後も、当団体が目指す、支援を与え・受けるだけの関係ではなく、互いに尊重し物心ともに豊かになり真の自立が叶っていくよう、新たな拠点を活かし、その基盤となる心の学習と向上心の啓発を開発途上国の青少年に継続して提供し、自らの経済的自立のみならず、母国の平和と発展に活かせる人材の育成に努めていきたい。
1)H28.10~12月
ミャンマーから、当団体が協力し設立されたJimichi Myanmar Co,Ltd.(以下JMC)の社員を招き、NPOと企業との協働事業構築の意見交換や学習会を実施、同時に関連NPO団体との交流、奉仕活動参加、日本語学習支援等を行った。
ミャンマーでの人道支援事業に関わり、またJMCの社員として社会貢献企業内での活躍と貢献を目指し、日本語習得と日本文化理解を求める青年に対し、教育支援として日本語専修学校への留学学資を給付、当団体の奉仕活動に参加することを条件に拠点で居住してもらい、学習や日本での生活に関わる指導を行っている。
※この奨学金給付には、公益財団法人公益推進協会の「ダーナ・パティ基金」から受けた助成金の一部を充当した。
3)教科書提供
スリランカやミャンマー、オーストラリア(対象はスリランカ人)で、日本語学習に取り組む学生や、教育を担う私設学校に対し、日本語学習の教材を提供。要望に応じて国際郵便で発送したり、持参したり、来日者に提供するなどの支援を行っている。
N3合格報告 Sajiniさん |
4)H29.6
スリランカの現地協力団体の代表者とこれまでに当団体の招へいにより来日経験のある学生ボランティアが、母国で日本語を学習し、日本語能力試験N3に合格。報告のために自費で日本の当団体拠点を訪れてくれ、交流会や奉仕活動に参加してもらい、教材や母国での支援活動に対し、支援物資を提供した。
収支報告:
(1)H28.9~12月 | ||
来日渡航費、滞在に関わる費用2名 学生交流会参加、消耗品等 | \355,280 \36,821 |
3か月滞在
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合計 | ¥372,601 |
(2)H29.2~ | ||
来日滞在に関わる交通・滞在費 日本語留学支援(学資奨学金)1名 | \364,299 |
来日渡航費、国内交通費通学等半年分
YMCA専修学校日本語学科(SawThanさん)
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合計 | ¥1,091,299 |
(3)教材提供 | |||
教材購入 |
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※EMS送料含まず
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合計 | ¥21,917 |
(4)教材提供 | ||
2名国内移動(東京⇔岡山)等 | \116,890 |
航空券変更、国内線
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合計 | \116,890 |