2018年12月31日月曜日

第16期 真備町災害支援(会計報告)

第16期 人道支援に関わる事業ー緊急支援事業

事業名: 真備町の皆さんに温かいギフトを届けよう事業
開催日: 平成31年12月16~26日(16期2018年7月1日~2019年6月30日)
従業者: 6名

 事業内容:

支援対象:
  1. 平成31年西日本豪雨による岡山県倉敷市真備地区の土砂災害被災者
主な事業内容:
当団体が拠点を構える岡山県倉敷市は7月に西日本豪雨の影響を受け、多くの被害がでた。特に、河川が氾濫し甚大な被害を起した真備地区は、拠点の裏山を一つ越えた反対側の町で、車で30分程の距離の地域である。当拠点を訪れた人が、真備の被災者であったことから、状況をモニタリングしたところ、7月から半年近くたった12月の段階でも、復旧・復興は遅れており、多くのお年寄りが仮設で寒い冬を越さなければならない現状を耳にした。

当団体のこれまでの支援経験の中では、被災した際は救助隊などが活動を行い、その直後から多くの物資やボランティアが駆け付け、国や自治体が対応にあたり混乱する。3か月を過ぎたころ、人々が通常の生活に戻ろうとしたときに、多くの援助が去り、無くした環境の中で落胆することが多い。
特に、真備地区は高齢者の多い地区で、通常は岡山県は温暖な気候だが、今年の冬は特に冷え込みも早いことから、疲れもあり体調不良を引き起こすことも考えられる。
当事者の方と情報交換し、当団体のミャンマー人スタッフが全国の協力者に呼びかけを行い、電気毛布、毛布、防寒着等を集めることとした。
年末までに手渡しをしたく、10日間のみの募集であったが、多くの善意が寄せられた。寄付金として送られてきたものは、電気毛布を買わせてもらい手渡しをさせて頂いた。
ちょうど、縫製プロジェクトのためにミャンマーから2名の訪問ボランティアがおり、陽月堂のミャンマー人2名と、日本人2名、合計6名が持参し、お一人お一人に手渡しをした。

(1)H28.9~12月
毛布200枚購入\306,578

合計\306,578

2018年12月28日金曜日

真備町へのギフトをお届け致しました

今日は、大寒波が到来とのことで全国的に冷え込んでいます。温暖な岡山県南部でも今朝の気温は2度でしたので、東北や北海道はさぞかし寒さが厳しい事だと思います。
この度は、全国各地の大勢の皆様にご協力頂きまして本当にありがとうございました。

取りまとめをされて1口で送って下さった窓口の皆様からお名前を人数までトータルすると、今日まででちょうど108名の皆様からご協力を頂いておりました。(驚き!)

電気毛布、毛布類は41点、その他防寒衣類等は145点、寄付金額は¥333,500を集める事ができました。寄付金は、電気毛布100点(1580~1980円)、マイクロファイバーの毛布やひざ掛け100点(1240~1870円)、を買わせて頂きお届けしました。
昨日までに間に合わなかったお振込み頂いている寄付金は、次の支援活動に充当させて頂きたくご理解の程お願いいたします。

次に本日の記録写真をご紹介します。

普段はこんなに水量が少なく、中洲や土手では人が歩けるような川ですが、これが氾濫し広域に広がり、今回お世話をして下さった方の会社ビルも天井まで浸水したということですから、激しい雨量だったことが伺えます。
今回ご縁を頂いたのは、自治体のお仕事をされている方の奥さんでしたが、清願寺さんというお寺の方でもありました。皆さんに使って頂ける場にしたいと伺っていましたが、今日は年末におそばを振る舞う日ということで、沢山の方々がお集まりでした。

ハイエース車いっぱいに積んだ毛布類を運びだし、ブルーシートで特設マーケットです。
「電気毛布差し上げます」というポスターも作って下さっており、全体数に対しての数が限られているため、こちらは75歳以上の方対象として手渡しをして下さいました。
今回の物資回収・整理を担当したガッツ隊長が、現地の方に寄付者の皆様のリストと目録、そして、お寄せ下さった手書きのお便りもお渡し致しました。

中古毛布もきれいに梱包して持参
ポスターを作って下さってました
購入させて頂いた電気毛布

 
購入させて頂いたマイクロファイバーの毛布

「ミャンマーの皆さんが呼びかけて下さって持ってきてくださったものです、皆さんに行き渡るように、どうかご協力ください」と、何度も呼びかけてくださいました。

ミャンマーでのマーケット担当、さすがのまるこは、サイズも必要な物品も、さっと選んで手渡ししていました。 








2018年12月26日水曜日

真備町へのギフト準備


拠点近隣の皆様と、ミャンマーの担当者、ガッツ君と訪日中の通称まるこさん、ミャンモさんが中心となって、沢山あつめられた真備町へのギフト品を、一つひとつ確認し、準備を進めています。

特に新品でもご自宅に長く保存されていたらしきもの、中古品に関しては、手入れをしたり、袋や箱を交換すればお渡しできるものを、きれいに整えてくれています。

先日、近況をお伝えしてから、石川県、京都府、富山県、広島県の各地で快く窓口を担ってくださり、募集の声掛けやとりまとめをして下さった皆様からも、報告と寄付金や物品の発送が次々と寄せられてきました。

今日現在で、106名の方にご協力頂いております。

寄付金ベースで、175枚分相当が集まりました。
※1600円で電気毛布、或いは、暖かく軽い毛布(電気毛布を買占め?してしまったせいか、同型の安いものが売り切れになってしまいました)で随時購入しています。

電気毛布、毛布、あんか、湯たんぽ、ストーブなど、防寒寝具類として見なせる物品は、40点近く集まりました。

●その他、防寒着、マフラーなどの衣類、ひざ掛けやカーペット類、そして、途上国の子ども達用の物品も一緒に送ってくださった物品もあり、それらは150点近く集まっています。


2018年12月24日月曜日

真備町ギフト品の中間報告

全国の皆様にご協力のお知らせをして1週間、北海道から各地からグループや個人の皆様より沢山のご協力を頂いており、心より感謝申し上げます。

窓口を担ってくださった皆さん、そこからの呼びかけで協力金や品物を送って下さった方、寄付金をすぐに振り込んで下さった、北海道から九州までの全国の皆様、山地拠点に持参して下さったみなさま、担当ガッツさんの呼びかけで募金箱に入れて下さったみな様、他すべてのご協力して下さった皆様、有難うございます。

現在までに、電気毛布、毛布、電気あんか、防寒着などの現物品は、写真のとおりに集まっており、振込や現金受け取りなど、寄付金の合計は、約80名の皆様より、239,500円、1500円1口計算で考えると159口が集まっております。

写真の段ボールは、寄付金の状況を見ながら注文してきた新品の電気毛布です。写真は70枚分ですが、追加で50枚注文中です。
自分の予測では、150枚、と考えておりましたので、目標は達成♪
改めまして、皆様のパワーに感服です!!!
物品整理と募金を担当したガッツ君も、とても喜んで取り組んでおり、慣れない名簿づくりをパソコンで頑張っています。(日本語の個人名は読み仮名も入力もレベル高いですからね~^^) 先日、山地で開催された会にお集まりの皆様にも呼びかけをさせて頂きました。また、山地の奉仕の皆様も、積極的に呼びかけをして下さいました。

<報告と感じたこと共有>
  • 呼びかけ当初、見つけていた1480円!の電気毛布はあれよという間に1580円に変身しており、計算上では148口分、ということで、それでも現物も数枚あることから目標達成です!

  • 中古の寝具や衣類につきましては、検品させて頂き、アジアの支援に変更させて頂く事がありますことをご了承くださいませ。
  • お寄せいただいた中古品やご自宅保管の新古品の中に、コントローラーが無い電気毛布があったり、汚れが目立つもの、中からゴキブリが飛び出てきた(!?)ものもあり、残念ではありました。ただ、これは今回に関わらず時々生じてきており、毎回気を引き締め、仲間や個人の協力者の方々に「心こめたギフトとして」とお伝えしている自分が、心こめた説明をしているのか…、分かるだろう、という頭でいなかったか…、と省みる事にしています。

  • 物品や協力をして下さった中には、近年災害が多発しているため、ご自身の周辺でも被災していてまだ復興もできていないだろう、或いは、普段から冬になれば豪雪で大変だろう、と思われる方々からも気持ちを寄せて頂き、とても嬉しく思います。
<お渡しの予定>
12月28日、真備町の清願寺さんにて、年越しそばを皆様にふるまう会が予定されており、その場に参加させて頂き、手渡しする予定となりました。27日まではギリギリ間に合いますので、今からでも、という方はお知らせください。
間に合わなかった場合でも、次の2月ミャンマー訪問もありますので、役立てさせて頂きます。


2018年12月16日日曜日

真備町の皆様応援ギフト募集


現在は復旧も進み、12月には
避難所は閉鎖されています。
写真は災害直後の写真
(消防科学総合センター)
岡山県倉敷市真備町の被災された皆様にお届けする
電気毛布・毛布・あんかなど、防寒寝具募集

新品・中古問いません
*贈り物としてすぐ渡せる形で募集致します。

主には電気製品募集です。毛布が不足とはいえ、比較的手に入りやすいと思われ、優先順位を考えると、電化製品は後回しになることが予測できます。高齢者も多いので、電気毛布を中心にお届けしたいと思います。毛布、湯たんぽ、防寒部屋着OK

家にない方は、11,500で電気毛布1枚購入できますので、寄付をお願いします。

今年中に届けられるようご協力お願いします。
締切:1223日()


※お届けは、現在当団体が招聘して来日中のメンバー含め、ミャンマー人メンバー4名を中心に今月末までに持参する予定です。
締切を過ぎての到着分は持参に間に合うかどうかご確認ください。

真備町の方にご縁ができ、現状を伺いました。岡山県は温暖な地域ですが、真備町は雪も降り寒い地域です。また、岡山の住宅はさほど耐寒仕様になっていないのが現状です。
また、行政も被災者が自分で探した賃貸物件を仮説として認め家賃補助する、寝具提供など対応をしていますが、寝具は1世帯につき1点など十分ではない世帯が多いようです。
被災後、夏期には多くのボランティアがかけつけ、炊き出しや弁当配布、掃除や修繕の手伝いが行われているようですが、一段落し、何もかも失った現実に直面し個人の生活復興に踏み出して行かなければいけない状況とのことですが、少しでも応援ができればと想い、募集をさせて頂きます。皆さまからの一言のメッセージも励ましになるかと思いますので同封も歓迎致します。

 協力窓口に持参/発送  

※締切、受付方法など詳細は各窓口に相談下さい。

本部窓口 701-0104 岡山県倉敷市山地1452-1 
受取指定12月24-25日でお願いします。遅延する場合はご一報ください
CEALO-GHJ 担当ガッツ (086-486-3755)

石川県小松市 〒923-0832 石川県小松市若杉町3-131 
東木眞佐枝宛 (090-2377-7086)

京都府 〒600-8127 京都市下京区梅湊町83番地の1ひとまち交流館2階
市民活動総合センター内MailBox93
こころ館宛 (075-595-8508)

富山県 〒930-0138富山県富山市呉羽7283-2
紡ぐプロジェクト宛 (076-471-6003)

広島県 720-0411広島県福山市熊野町乙508 
GHS福山宛 (090-5702-8420)

石川県金沢市 920-3116石川県金沢市南森本町チ108-1 
越後峰代宛 (090-4321-9327)

※各窓口から本部に発送・輸送するため、費用の寄付も歓迎致します。
※発送の際、着払いは受け付け致しません。



寄付金振込先:
【お振込先】
 ゆうちょ銀行振替口座
------------------------------
【口座番号】
00120-6-425480
【加入者名】
CEALOグローバル・ハーモニー・ジャパン
(特定非営利活動法人:省略可)
【通信欄】
「真備町応援ギフト」とご記入下さい。 1口1,500円~

↓ゆうちょ以外の金融機関から振込する場合の情報↓

銀行名ゆうちょ銀行
金融機関コード9900
店番019
預金種目当座
店名〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
口座番号0425480

2018年12月12日水曜日

第16期 ミャンマー人道支援12月

第16期 平31年12月ミャンマー人道支援

事業種:人道支援事業

事業名: 2018年12月ミャンマー人道支援 
開催日: 2018年12月4日~2018年12月10日
従業者: 5名

 事業内容:
支援・訪問先:
  1. Z村  2. SPT孤児院
主な事業内容:
今回の訪問では、支援先の村や孤児院の僧侶達が当団体の拠点を訪問、これまでの活動や近況、
今後の事業について、或いは後継について等の意見交換を主に行った。
Z村、SPT孤児院共に、この20年で村の人々や子ども達の生活或いは教育環境を大きく
進展させることができており、当団体の創設者及びスタッフに対して謝意が述べられた。

SPT寺子屋孤児院:現在も1年に2回、米の収穫期に合わせて100俵の米を配送し子ども達の
生活を支えている。もちろん、これだけで800人ものお腹を満たすことはできないが、
100俵で大よそ1か月分が賄える。当団体からの米の寄付を受けるようになって以降、
徐々に地元寄付者が増え、寺院内に政府認可の小学校ができ、中学校、そして現在は高校までが
でき800人の子ども達が寄宿しながら教育を受けている。全て寺院の運営と寄付によって
賄われている。

Z村:国境に近いことから当初は外国人が立ち入ることが難しく内戦も起きていたため
人々の生活は非常に厳しい状況だった。当団体は、数千人分の米、食料、日用品や衣類等を
セットにして世帯ごとに配布するなど、年に数回の訪問支援を繰り返し、徐々に生活は
改善しつつあった。近年の民主化で国境から首都までの主要道路が開通したことで村の
環境は変わり、今では経済状況も改善され、村の中心である寺も地域住民の手で大きく
広げられてもいる。そのため、ここ数年は村には訪問していないが、現在はその地域で
当団体の現地メンバーが私設の塾を開校したり、田んぼで米を作りSPT孤児院に届ける
流れを作るなど、大きく変化しつつある。

今回は、引き続きSPT寺子屋孤児院への米100俵の寄付を行うほか、当団体のヤンゴンにある
活動拠点の周辺村に対し井戸と柵の修繕に充ててもらうため寄付を行った。
また、この訪問後に2名の縫製プロジェクト職員が来日研修を行う予定だったため、
査証準備等を合わせて行った。


人道支援事業

SPT孤児院米100俵
K村井戸・柵修繕
日本渡航準備費
¥220,852
\175,678
¥40,514

合計
\437,043

2018年12月11日火曜日

ミャンマーからの訪問


今年1年間に、当CEALOグローバル・ハーモニー・ジャパンが招へいしたミャンマーの皆さんの様子をご報告いたします。

現在は、当団体がバックアップし現地に設立したJimichi Myanmar CO.,Ltd.(以下JMC)が、当団体が行ってきた事業の一部を通年の事業として行っていたり、訪問支援の前後に当団体の人道支援事業を委託する形をとり、支援事業も継続運営できるようになりました。

これまで当団体が訪問支援してきた孤児院や学校、村や地域の支援活動にはじまり、職業訓練的に行ってきた自立支援事業を活かし、JMCの事業として行っている事業としては、村の農産物の加工品製造や、貧困村でのマーケット事業などがあり、現在は、低所得者層を対象としたアパート計画に共同で取り組んでいます。

こうした事業を継続し、彼らが私たちと同じ土俵で得意な能力を発揮できるようになるために、引き続きの指導や体験学習の機会がまだまだ必要です。一番の学習は、日本人と共に生活したり、活動したり、日本で皆さんが活躍している姿に直接触れることだと思います。ほんの簡単な普通の事、と思われる事もそうはいかない事が多々あります。

教育の機会に恵まれなかったり、日々の最低限の暮らしの為だけに時間も労力も費やさなければならない環境で生きてきた人生を、我々日本人の標準を当てはめて考える事はできません。一方で、現代の日本人に欠けている多くが身についているのも彼らです。そこも共に生活し同じ目標で一緒に何かやるという経験がなければ見つけることもできません。

皆様にご理解とご協力を頂く中、多くの機会を提供することができ、有り難い限りです。この経験が現地に反映され活きてくることを楽しみにしながら、引き続き出来る限り日本に招き、山地の拠点を中心に活動参加できる機会を提供したいと思います。引き続きよろしくお願い申し上げます。

<滞在の様子>

 4月~2か月間、縫製プロジェクトを経て、現在JMCのショップ担当通称まるこ、縫製リーダーミャンモさん、ココナツオイル担当のタンさん、ラーさんが来日。石川の仲間を訪れたり、富山の料理交流イベントにも参加、福山の仲間の田んぼを訪れたり、岡山の拠点でも日本人が奉仕活動したり平和学習したりする様子を見学。もちろん、それぞれの専門分野に必要な、技術や能力を高めるのに役立つ実習もしっかりと拠点内で実施することができました。




  
ミョーさん(JMC大工さん)

山地拠点の浄化槽工事をする際、地元業者さんではなく、当団体会員のYさんにお願いし、広島から駆けつけて頂きました。見学をじっくりさせて頂き、実地で仕事をされるチャンスに詳細の説明をして頂くことができました。

インフラが整わないミャンマーでも誰でも必要なトイレ。
似て非なる日本のトイレ、配管、下水を見る貴重な機会となりました。
日本でも同様に当団体と協力関係にある陽月堂㈱では、ミャンマーの農業支援から生まれたココナツオイルを使ったパンの事業を行っています。パン屋という感じではなく、あくまでも研究目的で、当団体の会員様他、協力者の皆様対象に販売をしている事業です。拠点内の工房で新製品の試作会を行い、ミョーさんにも体験して頂きました。

いずれ、ミャンマーでこのパン工房同様に、窯や炭を手作りし、村で作るココナツオイル、ピーナツオイル、いずれは小麦の栽培も行って、パンの製造ができるようになれば、若い人の雇用も大幅に増やすことができる!夢を共有できる人をどんどん増やせたらいいと思っています。

そして、今月12月より、まるこ&ミャンモさんが再来日。前回は、縫製プロジェクトの一環として、日本の古い着物を使ってリフォームする実習や、管理について学んでもらいました。今回も引き続き、交流事業や奉仕活動の参加を予定していますが、その他、共同生活を通じた衛生管理や創意工夫の実地学習、拠点内に必要な備品などの手作りを通じて縫製技術の指導を行ったり、現地のショップ事業に活かせる商品や在庫の管理等の課題解決を現地で可能な方法を一緒に探りながら、ステップアップした管理システムを構築したいと考えています。













2018年8月1日水曜日

低所得者層のためのアパート計画

発展途上国人道支援事業
低所得者層のためのアパート建設プロジェクト

日本の知恵と工夫を活かし、技術と意識を高めながら、
作る人も暮らす人も幸せになれるアパートを作ります!!

土地や建物の値段がどんどん高騰していく中、発展途上国の中でも所得の低い人たちが、安い家賃で快適にすごせるアパート建設プロジェクトを開始しました。

この事業は、そこで暮らす人の幸せな生活を願い、日本の技術力の元…!「知恵と工夫」の力を現地の人々に伝えていく事業です。

平成30年7月現在は、年に数回、現地からこの事業の主に工事に関わる数名のメンバー(現地協力ボランティア及び現地法人JMCの社員等、当団体と繋がりのある人たち)を日本に招き、日本の新/旧の住宅や建材類、道具や機械に触れてもらうため、当団体拠点内の改装や修繕、大工仕事を通じて実習したり、ご協力者からご提供頂いたリフォームなど、見学や体験学習の機会を得ながら、共に汗を流しています。


 倉敷市の拠点にある風呂改装を題材に道具や部材を研究(写真は来日中のミョーさん)

ミャンマーでは、6~10月頃の雨期にはほとんど屋外の作業ができません。また、農家であるないに関わらず、自給自足的な生活を行う農村では、11~1月頃の農繁期は忙しく、この時期に他の事にあまり時間をとりすぎれば、食料を確保することができません。

こうした状況の合間を縫いながら、学習と現場での工事を少しずつ進めていくしかありません。同時に、資金を一度に確保できないこともありますが、あまり急激に箱だけを作ってしまえば、都市部の様な人の問題が色々と出てくることも危惧されることから、作る人たちの意識と技術を少しずつ高めながら、その歩みに合わせて工事を進めるのがよいと思っています。

現在は、手に入れた雑草・竹でジャングル状態だった土地を地ならしし、敷地の周辺の外壁がやっと作れたところです。


募集中♪
協力金
資金が集まるだけ現地の人に学んでもらう機会が提供できます。資金が集まるだけ現地の建設工事が進みます。
機械・道具
※新/中古機械・道具のご提供大歓迎!!
※建材/部品/作業着類も大歓迎です!
*********

当CEALOグローバル・ハーモニー・ジャパンの農産業自立支援事業の促進のために現地に設立した社会貢献型の会社法人、Jimichi Myanmar Co,.Ltd. (JMC)。更なる自立を目指して、村おこし、産業づくり、仕事づくりと、日本との架け橋のために頑張っています!

第16期 ミャンマー7月人道支援

第16期 平成30年7月ミャンマー人道支援

事業種: 人道支援事業

事業名: 2018年7月ミャンマー人道支援 
開催日: 2018年7月23日~2019年7月31日
従業者: 5名

 事業内容:
支援・訪問先:
  1. PDY村  2.KW村 
主な事業内容:

今回の訪問では、これまでに支援した村などを訪れ、持参した支援物資を届けたり、
現地でのマーケットプロジェクトに役立ててもらおうと寄付をしたり、
プロジェクト運営の監査や運営指導を行い、現地の人々と市場調査をするなど、
事業費の使途や金額には反映されていない活動を主に行った。

  • PDY村:15年程前から数年前まで継続支援をしていた村。市場調査中、近くを通ることになり突然訪問を行った。この村は乾燥地帯で雨量が少ない不毛の地で、生活が非常に厳しい村だった。井戸を寄付したもののほとんど水は出なかった。そこで数キロ先からパイプで村の寺まで水を引いてくる計画を立て、その施工と貯水槽を寄付させてもらったことがある。利権も絡み工事に数年を要し、完成したことは聞いたが訪問は4年程できずにいた。水を得てからは村の人々と僧侶が努力し寺院前の道路を村で独自に修復し、道が良くなったことで村の先にある観光地に向かう人たちが道を利用するようになり、露天店をしたり寄付を集めるなどして人々の生活も安定し、村で協力し新たに寺を建て直すこともできた事を聞いた。ただ、残念なことにその僧侶は2年前に他界したとのこと。現在、間もなく修行を終える予定のこの村出身の僧侶が戻り新しい寺に入る事を村の人々は心待ちにしている様子だった。
  • マーケットプロジェクト:日本で寄付された中古品の衣類を持参し、現地スタッフが地道に行っている事業に寄付した。これまでの会計記録や在庫、開催記録を精査し、メンバーが誠実に実施していることは確認できた。マーケットは主に低所得者層の村で行っているが、主要メンバーもその村の住民。データーを使った管理をこれまでも何度となく試みているが、活用できるのは携帯スマホのみとあり、アプリケーションの機能がうまく対応できていない。しかし、手書き併用で管理し、値札シールを付け売れたらシールをノートに貼る等の方法で管理している。収益は活動拠点の寺の修繕費用等に寄付したり我々が訪問できない時は、街で仕入れたものを村で更に販売し少しずつ利益を増やす工夫も行っていた。
  • 資金的には、ココナツオイルやピーナツオイルの製造を行っている農業プロジェクトの村に、雨期用の作業場としてヤシ製の作業小屋の費用、高齢者への毛布や食器類等の物品を購入し届けた。
支援活動の成果は短期的には見えてこない。また、どう改善されたかを評価することも難しい。
今回訪れた村だけではなく、支援先に数年後に訪問すると大きく進化している事も少なくない。
何よりも日本からの支援をきっかけに団結が強まった、それを励みに自力で努力ができた、
という村の人々の声が何よりの成果だと感じられる。今後も地道に、そして一度つながったご縁
は大切に活かして行きたい。 

人道支援事業

農業プロジェクト運営資金
毛布・食器等物資購入

¥187,200 
¥17,932 

合計
※事前購入した物資
¥205,132
¥22,262