2024年3月6日水曜日

令和6年能登半島地震被災者支援事業(活動報告)

応援事業のご報告

能登半島地震により被災された皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。 

寄付状況

告知は短期間となりましたが、能登半島地震被災者支援計画の決定より、賛助会員の皆様を中心に募金を行いましたところ、多くの皆様より目標金額を上回る寄附金が集まりました。

ご協力下さいました皆様方に心より御礼申し上げます。また、皆様からの寄付金に加えまして、当団体の所在地地元倉敷市の株式会社クラカン様より、雪道対応のトラック2台での運搬、物資のご提供と購入支援のご協力、社員様の活動参加など、多大なご協力を頂きました。関係者の皆様方に心より御礼申し上げます。

当団体には合わせて、167万円を超える寄付(買取協力金含む)が寄せられ、㈱クラカン様より灯油、お水のご提供があり、
 ●灯油20Lタンクx50本=1,000L分
 ●水2Lx6本入x150箱=1,800L分
を岡山から現地に運び、上記物資をお届け致しました。

また、計画通り、現地の農家さんより合わせて
 ●お芋1t+244kg=1,244kg
の買い取り応援をさせて頂くことができました。💖😇🙏

尚、この度の募金とご協力により、寄附金の使途について「その他活動運営費や必要な活動へ」とご指定頂きました寄附金の一部は、ミャンマーの情勢悪化に伴う支援活動に役立てさせて頂きたく、ご理解の程宜しくお願いいたします。

当日の状況
金沢令和6年2月28日早朝、金沢駅前に集合
㈱クラカンの皆様(中央下高橋社長)
左右端後方:当団体ミャンマー人スタッフ

道がかなり困難なため、念入りに打ち合わせ

金沢市内は普段と変わらない
通勤ラッシュ状況
しかし、聞いて見れば
家屋の屋根や壁の被害は広範囲のようで 
コロナ回復途上の観光地でもあるため
経済的な影響はかなり大きいと
察するところです。


のと里山海道の道のり

金沢を出発後
のと里山海道の日本海海岸線

日本海


多くのパトカーがあちこちで巡回、
パトロールはほとんど他県の警察です
浜松、大阪、宮城県警まで‥。


道路がどんどん悪くなり、
平坦な道はほとんどない。
落ちてなくなった道、
迂回道路も段差がひどく
延々とそれが続いています

地図中央の緑の道路を通行しましたが
ちょうど半島がくびれているあたりが
最もひどく広範囲に道路が
崩落していました。

このような道が延々と続きました。

あちこちで作業が進められており
寒さ厳しい現場で
多くの作業員の皆さんが
復旧作業に勤しんでおられました。

凸凹道を移動しながらなので
撮影もうまくできませんが

あちこちこんな状況です

ちょうど同じ頃に同じ場所を
紹介したニュースがあったので
分かりやすい部分を拝借しました

復旧作業も懸命に努力されていることが
うかがい知れます。
あまりの広範囲…。
被災者個々人の苦痛は計り知れませんが
まずは人命救助、
そしてインフラの復旧が急がれます。

こちらは、地震直後の
支援先近隣の様子
⇓⇓⇓
現在の様子

現地到着・支援物資

7時半に金沢に集合して、到着はすっかりとお昼になってました。
ナビも県が出している災害対応のマップでさえもあてにならないほど混乱があり、また、復旧状況も日々変化しているのだと思います。

到着後はすぐに物資を
集会所に運び入れました

クラカンの皆さんが大活躍で
お水(2Lx6本入り)150箱分


灯油は18kgもの重さがあります
タンク100個


集会所に一時保管して頂き、区長の皆口さんにもご挨拶させて頂き、物資を必要とされている皆さまへのご提供、ビニールハウス避難所でご活用頂ければ幸いです。

中央:左は区長の皆口さん
右は農家の皆口さん

雪道用トラックは、クラカンさんの協力会社
Miyake様からのご提供

半壊状態ですが、
なんとか生き延びた皆口さんの
農作物保管用の倉庫…
ここでお芋が助かりました。

今度はここからお芋の箱を
車に積んでいきます。
5kgを248箱分

寄付者全員の皆さまのお名前をまとめた寄付者名簿を
手渡しさせて頂きました。

農家の皆口さんは、農業関係の新聞等でも
活躍ぶりが広く紹介されています。
回復に努力をしていた矢先に
今回の震災に見舞われてしまったとのことです。


被災者の皆様の想い

今回は、被災・避難生活をされている皆さんに直接物資等を手渡す…といった形はあえて避けました。復興活動の状況をふまえ、震災から2か月の間、毎日支援を受け続けなければならない状況を強いられていることは言うまでもありません。
辛い思いをされ…、何度"ありがとう"を言ってこられたか、と思うとこれ以上の気遣いをして頂きたくないからです。代表して区長さんと農家さんに受け取って頂き、配布をお願い致しました。

当団体が大切にしてきた物資の直接手渡し…。例えば…、ミャンマー等の貧困国内の支援活動では、一人ひとりに手渡します。それは、国や自治体から救いの手は全く施されることもない深刻な状況だからです。遠くからでも心寄せる人がこの世にいるという事、少しでも人の温かさを何かの励みにして頂けたらと思うからです。


周辺の様子

事前に、現地で被災した当団体の仲間より話を聞いていた通り、今回の訪問先の周辺はこれでも比較的被害が少ない方でした。

下記の写真は、同じ正院町の中で、少し離れた周辺の被害状況です。
この道を通って正院町に向かいましたが、
この道路の1本海側の道は
この様な状況↓↓(当日撮影)




下記は、訪問の1週間ほど前に
撮影された周辺の様子です。



















一日も早く平穏な生活に戻られますことをお祈り申し上げます。