2018年6月30日土曜日

第15期 奉仕活動のアジア人材育成事業

事業種: 人道支援事業

事業名: 奉仕活動のアジア人材育成
開催日: 通年(2017年7月1日~2018年6月30日)
従業者: 20名

 事業内容:

対象:
  1. 支援先国で、当団体の事業活動に積極的、継続的に参加し、更なる活躍が期待できる人
  2. 当団体の一員として国際協力や人道支援活動への貢献を望む志のある人
  3. 支援先国で、当団体の事業参画や地域社会への貢献を目標に日本語学習をする人
主な事業内容:
  • 昨年に引き続き、国際協力や自立人道支援に関わる人材育成や体験学習の場としての拠点運営に取り組み、日本語学習の機会提供、或いは日本語学習者の継続支援を行った。
  • 本年度は、ミャンマーの事業活動参加者でもあり、現地協力法人Jimichi Myanmar Co,.Ltd(JMC)の社員でもある4名の人々を日本に招き、拠点を活かした交流事業や学習会、日本人との共同生活を通じた文化学習をはじめ、訪日者に合わせ、道具類や材料、作成法の違いなどを体験学習する研修プログラムを行った。当団体の拠点運営や拠点内の学習会事業に加え、国内のNPOの協力を得て、農産品の加工などを行うメンバーには、農村復興事業を行う田畑や農機器の見学、縫製を行う女性には、作品展示や料理の国際交流会などを実施した。
  • 日本語学習者に対しては、引き続き日本人との共同生活体験や交流会等を通じて、互恵、利他、感謝、勤労、尊重といった精神文化に触れてもらいつつ、就学支援や学生ボランティア研修(ミャンマー内)を引き続き行っている。
  • 今後も、当団体が目指す、支援を与え・受けるだけの関係ではなく、互いに尊重し物心ともに豊かになり真の自立が叶っていくよう、その基盤となる心の学習と向上心の啓発を開発途上国の人々に継続して提供し、自らの経済的自立のみならず、母国の平和と発展に活かせる人材の育成に努めていきたい。
  • 同時に、当団体の協力支援により設立したJMCが目指す、経済的な自立を叶え、農村部や貧困層の中で地域活性に貢献できる人の雇用と人材育成を支え、協働事業を展開していきたい。

1)H29.4~6月
縫製作品展示会の様子
JMCの女性社員を招き、富山県の当団体協力NPOと合同で、ミャンマー料理交流会を開催。
地元や県外からの女性と交流しながらミャンマー料理を披露したり、活動のパネルや作品展示、ミニ講演などを通じて、ミャンマーへの理解と国際平和を促した。


2)地元のテレビニュースや新聞社より取材をうけ、日本語学習の支援を行っている学生が通訳を担っている様子。

3)農業部門のメンバーは、広島県福山市の協力NPO法人が行う農村部の地域活性事業の様子を見学。数日間の農家宅滞在と日本人ボランティアメンバーとの共同生活を体験。
農業部門のメンバー福山にて









収支報告:
(1)H28.9~12月
来日渡航費、滞在に関わる費用4
滞在中の食費
生活消耗品・医薬品等
\318,800
\109,156
\107,716
2~3か月滞在

合計¥535,672


第15期 人道支援・国際協力事業の人を育てる拠点づくり事業

前期に引き続き、平成287月から開始した日本の新拠点(岡山県倉敷市山地)の改装は、来日したミャンマーの人達と日本人ボランティアが協力し、協働作業を通じて交流を図りながら、皆が快適に過ごせる拠点をめざし、手作りしています。

この拠点ができてから、ミャンマーで設立した法人、Jimichi Myanmar Co,.Ltd.(JMC)のメンバーを招き、新拠点で数か月間、各担当分野に関わる見学や体験学習のプログラムを重点的に行っていますが、こうした支援先国から日本を訪れてもらう際にも、拠点を活用し、日本国内で多人数で合宿しながら自由に研修を行うこともできるようになりました。
以前は、ホテル滞在でコストもかかり、宿泊場を提供して頂ける場合でも、長期的には難しかったのですが、1~3か月間、ゆっくりと日本人との共同生活をしながら滞在することが可能になっています。
また、拠点の改装や修繕もまだまだ完了しておりませんので、こうした日本を訪れる人が滞在している期間に、少しずつ共に汗をかきながら、学習を深めながら、少しずつ改善を進めていけるペースで継続していきたいと考えています。特に、建築関係の学習を求める人たちには、うってつけの体験学習の機会となると思います。

引き続き、人育てと体験の場として、知恵や技術を次世代に継承し、いつまでもイキイキ奉仕できる場になることを願い、引き続き支援先からの学生や人々を受け入れ、日本人と一緒に作り上げていきたいと考えています。

また、人道支援や国際協力に関わる人を育てる教育事業として、前期に引き続き、日本語留学中のミャンマー人、Saw Than Win Naingさんの学費奨学金に充当させて頂きました。

公益財団法人交易推進協会「ダーナ・パティ基金」助成金
なお、前期中に、新拠点の実現に支援して頂いた、公益財団法人公益推進協会の『ダーナ・パティ基金』の繰り越し分は、今期の当事業に充当させて頂いております。

収支報告:
人道支援・国際協力事業の人を育てる拠点づくり事業


拠点運営費
 家賃 30,000x12ヶ月
●拠点改装/設備費
●宿泊用ベッド
●日本語学習者支援費

\360,000
\1,549,920
\28,800
\301,000

合計¥2,239,720
玄関を使った倉庫、巨大な物干し場(屋根作り)、倉庫内の改造







第15期 情報提供事業

平成29年事業年度(第15期) 情報提供に関わる事業会計報告


事業/収支報告 
事業種: 機関紙発行等による社会奉仕・人道支援に関する情報提供事業 

事業期間:平成29年度 第15期/平成29/07/1~30/06/30)
事業名: ① インターネットウェブサイトによる情報提供 

               ② 賛助会員ニュースレター発行と配布


 事業内容

目的:
当団体の独自の活動指針である「ダイレクトアクション」「心繋がる国際協力」をベースに、事業活動目的、活動内容を国際協力や当団体に関心を持つ人々に分かりやすく伝える。事業会計報告はウェブサイト、会報等を通じ一般公開し、人道支援事業への理解と協力を求める。


1)インターネットウェブサイトによる情報提供
http://www.cealo-ngo.org
サイト運営と管理を継続して行うため、実質、当団体の運営メンバーが所属する、陽月堂㈱に業務委託し、これまで同様に活動報告のブログ更新、会計報告、サイトの管理を行っている。
拠点移転後、前期はインターネット関連の運営、事務局を機能させる体制がなかなか整わずにいたが、今期に入り、少しずつ改善され、ブログ更新も追いつきつつある。
ドメイン、サーバー利用料共に発生

ドメイン・サーバー管理・更新料(複数年契約) \13,078

2)賛助会員ニュースレター発行と配布
平成29年8月発行 賛助会員へ郵送、拠点内で配布
●500部A4三つ折り片面フルカラー仕上げ印刷代、コピー用紙(挟み込みあいさつ文500枚)
●発送料 200部

ニュースレター印刷・発送料  \8,567


3)その他(業務委託)
前期に引き続き、拠点を中心とした情報発信や提供、窓口対応は、ミャンマー人社員やアルバイトを雇用する関連企業(陽月堂)への業務委託により行った。また、当団体のボランティアや協力者、拠点を訪れる訪日メンバーからの協力も変わらず得る事ができている。

情報提供事業業務委託費 10,000x12か月

事業支出総額 \141,645

第15期 支援物資に関する事業

人道支援事業/主に日本国内で行う人道支援事業に対するボランティア活動
事業/収支報告 
 事業種: 人道支援事業関連事業 
       (平成28年度 第14期/28/7/1~29/6/30)
 事業名: ① 支援物資回収・保管/発送
 対象者: ①不特定多数の貧困層、②孤児院、学校、病院等

支援物資回収事業
事業目的
昨年、拠点を移転して以降、支援物資を管理する倉庫を確保し、告知を行い、他のNPOや、団体/企業賛助会員の協力を得て、支援物資の回収と管理を継続する体制が整った。
新拠点は、当団体と協力関係にある陽月堂㈱の施設であることから、複数名が滞在できる十分なスペースを確保できるようになり、支援先から当団体の関係者を積極的に招くことも可能になった。
そのため、来日者に持ち帰ってもらう、陽月堂が支援先への出張時に持参する等、倉庫が物資であふれ管理が行き届かなくなる課題も解決できるようになった。
前期で予定していた平成30年2月の600人の子ども達に物資の直接手渡しする企画も、目標通り進めることができた。



期間通年
主な実施場所物資回収: 日本国内 (主に、活動拠点の倉庫)
配布:ミャンマー
従業者総勢約30名のボランティア
支出額倉庫賃料を負担

目的事業運送/保管料
事業委託料(陽月堂)
10,000x12ヶ月
倉庫改修工事
\120,000

\87,324


合計事業費\207,324