1週間の研修が終了しました。ほとんどネイティブ日本語の聞き取りや会話ができないところからのスタートでしたが、以前当団体の研修で学習したメンバーが通訳ボランティアに入り、また、日本の訪問経験が豊富なスタッフが文化紹介の授業を担当するなど、フォローを入れながら研修を進めました。
1日の担当、共同生活の目標、自分で意見を述べる、発表する、など、初めての体験ばかりだったようですが、日本語学習だけではなく、ディスカッションの時間を設け、簡単なトピックに感想を述べる、グループで話し合うこと等も行い、それらは母国語+通訳を入れながら行われ、充実した毎日でした。
こうした研修が実施できることに、たくさんの協力があり、互いへの感謝を感じること、他国や異文化を知る、その中で母国の素晴らしさを知り継承していくことの大切さ、等が、ミャンマー人のスタッフから学生に語られたことは、非常にうれしく、また学生からも来年も是非やってもらいたい、という要望もあって、1週間の研修は成果があったと思います。
今回、学生が6人に対し、教員も6人というマンツーマン状態の贅沢研修になりましたが、教員スタッフの人材育成の意味では、現地スタッフが積極的に取り組み、母国の若者に学んできたことを伝えようとする姿は嬉しく、意義のある研修となりました。
日本企業の進出が進み、若者に就職の扉が大きく開かれてきたところですが、それによって国内の貧富の格差が広がってきているのも現実です。ゆとりのある家庭、厳しい家庭と学生の背景は様々なようですが、本気で頑張る学生に格安で日本語を教えるMirai学校を今後も応援し続け、またこうした学生が育ってきた時に研修を実施して行きたいと思います。