2015年7月3日金曜日

第12期 人道支援事業ー東南アジア人材育成

特定非営利活動法人CEALO グローバル・ハーモニー・ジャパン 

事業報告書 < 人道支援事業/人道支援事業‐東南アジア人材育成>
平成26年7月~27年6月末 
事業種: 人道支援事業(平成26年度第12期) 
事業名: 人道支援事業‐東南アジア人材育成 
受益者: カンボジア、ミャンマー 

事業内容 
本年度も、引き続き、東南アジアの活動拠点ダイレクトアクションセンター(DACC)を、活用し、東南アジアの人々と日本人との共同生活や事業協働を通じた自立のための研修や、東南アジアと日本の架け橋役となれるの人材育成に関わる事業を通年行った。 

主な事業:
①DACC運営協力:拠点維持運営に関わる駐在スタッフ、短期滞在者に関わる物品や運営費提供、拠点内で実施する事業への協力
②技術研修事業:縫製や農業などの技術的な指導や研究を行い、農村部への事業導入の下準備、それに関わる設備や機材の提供等
③人材育成事業:国内外の事業企画、運営への参画、活動参加などの実務を通じ、東南アジアと日本の架け橋役となりる人材育成
④日本語学習推進事業:東南アジアの子どもから大人までを対象とした日本語の学校、研修に関わる事業の実施、及び事業協力。


本年度の活動内容:
2軒あった研修施設の内、宿泊棟として利用していた建物については、平成26年12月をもって、借主である地元NGOとの契約が解約された。これは地元住民と正しい関わり方を徹底して行う我々の立場を明確にしたもので、今後も地元の人々とどう信頼関係を深めるかは、便利不便の都合や損得で判断するのではなく、多少不便になろうが正しい姿勢で関わることの教訓となった。

本年度も、拠点を中心とした事業活動が継続できるよう施設賃料の援助を行い、医薬品や消耗品、機材類など、施設利用に必要な物品提供を行った。

縫製技術研修(通年/2月4週間研修)、農業や環境浄化に関わる技術・運営・自己啓発等の学習に参加する東南アジア人の渡航・滞在支援、及び指導、運営援助、機材や道具提供を行った。

引き続き、現地で支援を受けてきた者、スタッフ参加者の中で、独自に日本語学校を運営している者、自宅で家内事業(洋裁作品と物品雑貨の店)を始めた者、他NPO団体の事業参画の要請を受け来日、国内で講演を行う等、3名共に学習成果を生んでいる。

スリランカの現地協力団体でボランティアで活動している学生の中で自主的に日本語学習を行う学生を受け入れ、日本語集中指導を行ったり、縫製技術と同時に日本語を身に着けたい学生にも学習の機会を提供。いずれも1~3か月の期間で実施。

収支報告
【事業支出】※期間限定訪問/現地決済による人道支援以外の人道支援活動事業費
DACC駐在に関わる運営協力\70,024
技術研修事業\286,400
人材育成事業\398,504
日本語学習推進事業\140,196
合計金額\895,214

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