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訪問を終えてセンターに戻ると、さあ次の準備です。明日はセンターの前で、地元の学生ボランティアと共にチャリティーバザーマーケットを開催します。パッケージはもちろん、看板やテントの準備、値段つけも必要です。
これまでも、事業活動資金の調達のために、野菜を育てて販売していた地元の学生達。活動資金は生活が苦しい村の子ども達に学用品やお米を買って直接支援にしてきました。
今回はそんな彼らに、日本からの支援物資をバザーにして活動資金に役立ててもらおうという企画です。ぜひ自分達でもできる事業活動にしてもらいたいです。
【10月1日~マーケット!】
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センターの向かいにあるお店の方が応援してくれ、店の軒先を空け、机やかごも貸してくれて手伝ってくれました。
準備をしていると、テントも組み立て終えないうちにお客さんが次々と…!!11時半の予定を2時間以上も早めてオープン。
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「ハンネ~(いらっしゃい)、ラーバイ(安いよ~)」と、ここは日本のバーゲン風に大きな声と笑顔で。
マーケットは炎天下、3時近くまで盛況が続き、売り切れも間近になったところで閉店。
なんと、4万ルピー近くの売り上げがありました!(約4万円)
マーケットの売り上げは、全額、センターを管理運営し、こうした学生達の活動を支えながら、スリランカ全国各地で人道支援活動を行っている僧侶、スブーティさんにお渡しし、学生達の活動に役立てて頂くことにしました。
マーケットを開催しながらも、詰まったトイレを直したり、棚を作ったりと、1日活発に動き続けた日本人の皆さん…。喜びを味わいほっとする間もなく、(ほっとしていた人は叱られながら…笑)明日の準備です。
ここで2名の方が帰国のためセンターを出発しましたが、最後の最後まで汗をかいて明日の準備もしっかり参加してやっていました。また、その陰で朝~昼~夜と全員の食事をずっと作り続けているメンバー(日本からの参加者&スリランカの現地ボランティア)の姿があります。みなさん、かっこいいですねーー!!!
【10月2日~3日 北部の村支援】
スリランカは、26年もの内戦が2009年まで続き、経済的にも厳しい状況が続いていましたが、内戦終結後は政情の安定とともに外資が押し寄せ、都市部はめまぐるしく経済発展を進めています。東南アジアの国は事情は異なれど、少なくとも私たちが支援訪問している国は、どこも同じように都市部はどんどん発展しています。そして同じように農村部を訪れると相変わらず生活が苦しい様子は変わらないように思います。
都市部で起きていることは自分達には関係はない、と思える方がむしろ幸せで、情報によって比較しやすい環境になってしまうせいか、「なぜ」という疑問や、「自分たちだって」という欲や不満が以前より多くなっている、ということはないでしょうか。
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この数年は農業を始めようにも井戸の水も枯渇してしまうほどの天候だったそうです。ほそぼそと自給自足が何とかできる範囲で、生活をささえる田畑を耕せと言っても無理な話だったそうです。今年は雨が降り始め、期待が持てるようになったため、農機具を100世帯の皆さんに使って頂こうと寄付をさせて頂きました。まだ家屋は手作りのものですが、軍の皆さんがトイレを数百か所既に作られており、国の補助も受けてブロック作りの家も少しずつ建ち始めているそうです。材料だけ購入し、あとは村民と兵隊さんで作る家。
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戦争は大変なことではありますが、戦後、人々の生活が少しずつ良くなり平和な心持でいるということを村の人に伺ってほっとしました。
センターから村までは、実に車で7時間を要します。近くの町で1泊はしましたが、町での物資調達や運搬、セットのお手伝いをして下さった皆さん、ありがとうございました。
村を訪問しお昼を兵隊さんの居住区で頂き、早めに出発したつもりが、センターに到着したのは夜10時近くになっていました。
フラフラになって戻っても、調子の悪いトイレを直す人あり、掃除や片づけする人あり、と、みなさん根性が違います!!
【10月4日 出発前】
センターを出発するまでの1日は、次の誰かのために、センターをきれいに掃除、片づけです。寝具、道具、持ち込んだ色んな消耗品類も、あますことなく片づけ。保管しておくものは、湿気によるカビ対策も考えながら、洗えるものは全て洗濯。雨季の晴れ間をみつけては、外に干して、雲行きをみては、中にしまって…。ベットのマットや蚊帳も全てです。場所がどこであれ、拠点は日本と同じようにできる限りの衛生管理を行うようにして出発です。
今回ご参加の皆様、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
※今回ご参加の皆様からは、共に活動をした地元NGOと車いすを寄付した医療関係のNGOにそれぞれ10万円ずつの寄付をしてくださいました。